学びの内容「初期評価・報告書・施術録の書き方」
認定講習会のお申し込みはコチラ
【初期評価・報告書・施術録の書き方】
~医療マッサージに必要な評価の視点~
訪問マッサージの現場では、施術の効果を的確に伝えるためにも、評価・報告・記録が重要です。患者の状態を正確に捉え、必要な医療情報をわかりやすく記載しましょう。ここでは、記録作成の基本と主な評価項目をご紹介します。
講義の主な内容(見出しを抜粋)
・施術の内容・頻度
・患者の状態と経過
・障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)
・要介護度
・認知症老人の日常生活自立度
・Brunnstrom stage(脳卒中後の運動回復段階)
・Hoehn-Yahrの重症度分類(パーキンソン病)
・生活機能障害度(生活への影響の評価)
・パーキンソン病の4大徴候(振戦・固縮・無動・姿勢反射障害)
・オン・オフ現象/ウェアリング・オフ現象
・筋緊張の異常(痙直・固縮・筋トーヌス低下)
・Modified Ashworth Scale(筋緊張の評価)
・上肢の懸振性検査(振り子のような動き)
・協調運動の評価(指鼻試験、膝踵試験など)
・不随意運動の観察
・痛みの訴えと評価(VASスケールなど)
・表在感覚・深部感覚の検査
・浮腫(圧痕性や左右差などの観察)
・認知機能(痴呆)の有無
・意識レベル(Japan Coma Scale)
・HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)
・構音障害と失語症の違い(構音は発声の問題、失語は言語中枢の障害)
・ADL(日常生活動作)の評価
起き上がり、移乗、歩行、食事、整容、排泄など、生活に関わる基本動作を確認します。評価は数値化できる項目と観察所見の両方が重要です。
施術は評価あってこそ意味があります。記録や報告書の質が高まれば、医師や関係者との連携も円滑になります。判断に迷う場合は、標準的なスケールを活用して客観性を保ちましょう。
0コメント